2024年10月29日、高知県日高村で開催された「広報のプロによる壁打ち・ワークショップ会」に、弊社広報ディレクターの秦が講師として参加しました。
このプログラムは、一般社団法人nossonが主催する「スーパー関係人口創出メンター制度(スパ関制度)」の一環として開催され、地域で事業を立ち上げた起業家や事業者の方々を対象に、広報の基礎から実践までを学ぶ全5回の連続ワークショップです。
今回は、約10名の参加者が4か月にわたり、自身の事業の強みや弱みを真剣に考え抜いたワークショップの様子をレポートします。

秦 市郎 ハッピーPR 広報ディレクター
実践的かつ“ざっくばらん”なスタートアップ広報講座
第1回目は、日高村での現地開催。秦の柔和な笑顔で参加者の緊張がほぐれ、講座がスタートしました。
講座は「広報と広告の違い」といった基礎的なテーマから始まり、「広報は1日にしてならず、中長期的な視点で継続的に『信頼』を醸成していくこと」という本質的な考え方を伝えました。
座学だけでなく、メディアに取り上げられるための視点や、プレスリリースの役割についても解説。後半は、事業の強みやニュース性をSWOT分析を用いて見つけ出すワークを実施し、参加者は自身の事業を改めて“メディア目線”で捉え直すことに挑戦しました。
参加者の事業を深掘りする「壁打ちワーク」
第2回目以降はオンラインに移行し、参加者の事業内容に合わせた壁打ちワークを実施しました。
回 | 開催形式 | 事業テーマ |
---|---|---|
第2回 | オンライン | クラフトビール醸造、移動商店 |
第3回 | オンライン | コネクティドカフェ、林業 |
第4回 | オンライン | アロマ空間デザイン、つつじ園とヴィーガンカフェ |
第5回 | 現地開催 | 移動式整体カー、体験型コーヒースタンド |
秦は、参加者一人ひとりの事業に深く踏み込み、鋭い視点と優しい言葉でサポート。「これは強みというより機会では?」「強みにも弱みにもなり得るね」など、参加者とともに真剣に議論を重ねていきました。
ワークは単なる分析で終わるだけでなく、次回までにメディアフック(メディアが取り上げたくなるようなフック)を考えるという宿題も出され、実践的なアウトプットを繰り返しました。
最終回には、4か月にわたる壁打ちの成果として、参加者各自が作成したプレスリリースも完成。自身の事業の訴求点を明確にし、自信を持って発信できる状態へと進化しました。
地域の「挑戦」をこれからも応援します
このワークショップは、日高村を拠点とする地域おこし協力隊や事業者の方々を対象に、nossonが主催する「スーパー関係人口創出メンター制度(スパ関制度)」の一環として開催されました。
当社は、今後も地域発の「挑戦」を応援するため、知見共有や人材育成に積極的に取り組んでまいります。
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