2024年9月、ハッピーPRの代表である前岡が、吹田市商工会議所が主催する「創業塾」にてWeb集客の専門家として登壇しました。
ここでは、最新のWeb施策の手法について講演しました。
創業塾とは
創業塾は、日本全国の商工会議所が主催している起業支援プログラムです。
これからビジネスを立ち上げようと思っている方や、既に起業しているものの経営の基礎を再確認したい方を対象に、ビジネスの基本、マーケティング、資金調達、人材管理、法務などの幅広い知識を提供します。
専門家による講義やワークショップ、実践的なケーススタディを通じて参加者のスタートアップ成功を支援することを目的としています。
創業塾は、新しいビジネスを始めるための具体的な知識とネットワーク構築の機会を提供する、非常に価値あるプログラムです。
金額も安価に設定されており、2024年度の吹田市創業塾の料金は、5,000円(税込)となります。
※参考:吹田市商工会議所_創業塾2024( https://suitacci.or.jp/seminar/16258 )
登壇した前岡について
代表の前岡は、2015年にハッピーPRのグループ会社「シナジーマーケティング株式会社」に新卒入社。以来、10年間にわたりさまざまな企業のデジタルマーケティングを支援してきました。
現在はハッピーPR社の代表として活動する中で中小企業診断士の資格を取得し、経営にも深い理解を持っています。
これらの経験が評価され、吹田市商工会議所様から創業塾での講演の依頼をいただきました。
話した内容とポイント
今回は「販売促進手法(ウェブ系)」というタイトルでお話させていただきました。 お話の流れと主だったポイントについて以下にまとめます。
Web施策についての大前提
Web施策は銀の弾丸ではなく、即効性があるものではありません。継続して施策を育て上げる必要があります。例えば、以下のようなケースについて考えてみましょう。
とある飲食店の「お知らせの最終更新日が5年前」のWebページでは、お客様に信頼を持たれません。同様に、Instagramのアカウントで最終更新日が1年前のものはフォローされにくいです。
こうした例を通じて、Web施策が「実施して放置でOK」ではないことをご理解いただきました。
集客について
集客は「お客様を集めるための”一連の活動”」である旨を強調しお話しました。
一言で「集客」と括ってしまいがちですが、集客を細分化すると「接客・誘客・増客」に分類ができ、それぞれに役割が異なることをお話しました。
- 接客:今興味を示しているお客様を大事にする。
- 増客:来てくれた人たちにもう一度来てもらう。
- 誘客:新しい人たちに来てもらう。
Web集客について
ここまでお話した「Webについて」「集客について」を前提に、ここからは「Web集客」についてお話しました。
Web集客施策には「LINE」「Instagram」「ブログ」「メールマガジン」などさまざまありますが、集客を細分化すると、得意分野や不得意分野があるんですよ。ということを解説しています。
みなさんに想像いただきたいのですが。
- よく知らない、興味のないお店のLINE、友だち登録しますか???
- 興味のある内容のブログ記事って、知らない人のブログでも読みませんか?
LINEの例でいうと、新しい人(=お店に来たことない人)にLINE友だち登録してもらうことは非常にハードルが高いと思われます。
そう考えると、LINEは「接客・増客」に強みのあるWeb施策になります。
逆にブログの例でいうと、自分が訪問したことのないお店のブログだったとしても、自分が求めている内容に近ければ記事を読んだり、何ならお店にお伺いすることもあるかもしれません。
そう考えると、ブログは「誘客」に強みのあるWeb施策になります。
というように、Web集客と一言で括りがちな施策たちも、細分化してあげると得意領域、不得意領域がわかりますよ。というお話をさせていただきました。
Web施策のロジックとE-E-A-T
ここでは「Web施策のロジック」についてお話しました。
昨今のWeb施策は「いかにユーザーの役に立てるか?」が重要なポイントになります。
例えば、Google検索についてはGoogle社のガイドラインで「E-E-A-T」という指標を定めています。
指標を見ていただいたわかるように、Googleは「ユーザーの役に立つ情報を発信できる人を求めている」ことがわかります。
- 経験: Experience
- 自らの経験を伝える
- 〇〇な経験で困ったから、私は〇〇な事業を立ち上げた
- 専門知識: Expertise
- 自らが専門的・熟練者であることを伝える
- 私は20年間この事業に従事してきた。そんな私が起業!
- 権威性: Authoritativeness
- 自らが第三者から評価されていることを伝える(頼りになる情報源である)
- SNSで紹介、実績が評価されている、などなど
- 信頼性: Trust
- コンテンツが流用(パクリ)ではないか?企業情報などが明示されているか?
「差別化集中戦略」のために「ターゲットを絞る」
中小企業の鉄則は「差別化集中戦略」です。
せっかく差別化集中戦略を展開しているにもかかわらず、施策ターゲットを設定せず「万人受けするメッセージを!!!」とされている企業様が非常に多いです。
万人受けするメッセージはどうしても内容がぼやけてしまい、受け手が「私に向けた内容ではないんだ」という思考に陥ってしまいます。
ではなく、逆に尖ったメッセージを送ることが、受け手が「自分ごと化」してくれるため施策の効果が高まります。
受講者の反応
セミナーの質疑応答では、多くの参加者から質問をいただき、活発なディスカッションを通じて色々な意見交換が行われました。
特に、質問者様のWebサイトやInstagramを実際に画面投影し、その場でダメ出しフィードバックをすることが非常に好評でした。
また、吹田市商工会議所様が実施いただいたセミナー後アンケートでは、受講者35人中「満足:30人」「やや満足:5人」という結果をいただき、登壇者としてありがたい評価をいただきました。
商工会議所でのセミナー登壇、お気軽にご相談ください!
ハッピーPRでは商工会議所様をはじめ、さまざまな場でのセミナーや勉強会登壇を受付しております。
Web施策に限らず、広報・PRのお話(プレスリリースの書き方など)や、中小企業診断士として経営に関わるお話など、範囲を広くお話が可能です。
まずはご相談レベルでも構いませんので、お気軽にご連絡ください。